お灸(もぐさ)の原料はヨモギという植物です。
道端や土手などで目にする機会があるまあまあメジャーな植物だと思うのですが、
お灸そのものを知らない方はヨモギからお灸ができるというイメージもつかないと思います。
学生時代、お灸の授業でヨモギ生産量日本一は新潟県と初めて知りました。新潟県出身なのに・・・
その時感じたのが、ヨモギは食べ物の感覚だったことです。
そして、子供の頃ヨモギというよりもち草と呼んでいたこと。
新潟県の名産品に笹団子という食べ物があります。
そのだんごの中身も草餅だから、ヨモギ=もち草=食べ物となります。
地元で売っている草餅は濃い緑色の草餅が多く、それを当たり前に思っていましたが生産量日本一となればたっぷり使って当たり前ですね。
草餅もおいしくて好きですが、
新潟産のヨモギから出来たお灸はとても質の高いもぐさになるそうです。
そんな質の良いお灸に触れる機会が多くなり、元気になってもらいたい。と鍼灸師になり思うこの頃です。