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11月7日 今日は立冬

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暦の上で今日から冬です。
冬と言われても実際は秋の感覚ですよね。
とはいえ、身体は秋の身体から冬の身体に変化を始めています。
今回は冬の臓と養生法をお知らせします。

まず、冬の臓は「腎」です。
肝腎かなめの腎です。
「腎」は生命活動にとても重要な臓でエネルギーを蓄える役割を担う臓です。
今でいうアンチエイジングにも関わる大切な臓です。
「腎」の力が弱ると、髪が抜ける、薄くなる、白髪が増える。骨や爪がもろくなる。生殖能力が低下する。などなど・・
出来るなら避けたい身体の変化が激しくなります。
「腎」の司る感情は「恐」
「恐」はびくびく・おどおどした様子を表します。
前はなかったのに、後ろに人がいることに気が付かず急にビックリすることが増えたり、
抱えた不安感が自分でコントロールしにくくなったり、
根気がなくなるため、より一層生命活動が低下しやすく悪循環を招きやすくなります。

「腎」のエネルギーを蓄えるには生活習慣の見直しが本当に大切です。
なかなか難しい問題ですが、食生活の見直し、睡眠の質を上げる、自分の疲労度を自覚して休養と運動を考える。
特に睡眠の質をあげて身体に大きな影響を与えるホルモン分泌を促したり、脳の疲労を取り除きましょう。
食事は色の黒い食材(黒ゴマ・黒豆・ひじきなど)を取り入れ、季節の野菜、果物と一緒に食べていただきたいです。

これからの季節使ってほしいツボは「命門」「関元」
命門は腰骨の一番高いところと同じ高さで背骨の上です。
関元はおへそからまっすぐ指4本分下です。太極拳で「臍下丹田」といわれる場所です。
寒さが増す季節に備えしっかり温めてエネルギーが逃げないようにケアしましょう。