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鍼灸師って知ってますか?

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私の鍼灸サロンは完全予約制です。
予約制なのでキャンセルの連絡をいただくこともあります。
キャンセルってかなり凹むのですが、理由が「体調が悪くて」と言われた時が実は一番ショック!
なぜかというと、本当は体調が悪い時にも来てもらい治療する仕事だから。
保険診療を受けていないので医療行為と思っていただけないのかもしれませんが・・・
きっと私自身の説明不足が原因かも・・・と反省し
鍼灸師という仕事を説明したいと思います。

鍼灸師(しんきゅうし)と読みます。
鍼師・きゅう師という2つの国家資格を持っています。
国家資格を取得するための西洋医学的な科目・東洋医学的な科目を履修しています。
医療専門課程専門士という認定も受けています。
医師や歯科医師・看護師などの国家資格認定の職業よりずっと地味ですが
漢方薬と同じように西洋医学が発展するずっと前から人の健康管理と病気を治療する役割の東洋医学的な医療人です。
なので、1つの疾患だけではなく幅広く対応する勉強をしています。
病院で受ける西洋医学の診断とはまったく違う方法でその方の抱えている疾患を判断します。
採血やCTやMRIなど実際目で見て判断できる診断方法ではないため信憑性が薄いと感じられたとしても
東洋医学の良いところは自分自身の治癒力を高めたり、心の問題から感じているような症状を
脈診、舌診・腹診・触診・視診・聞診などで使用するツボ・経絡を判断し鍼やきゅうを用いて治療していきます。

鍼は痛い。きゅうは熱いなどマイナスイメージが根強く、
実際受けたことのある方が少ないからより一層良いところが伝わりにくいのかもしれません。
最近の受療率では5%とも言われていますので良さを伝える難しさは鍼灸師全体の課題になっています。
無資格でもできる整体やエステ・カイロプラクティックなどより認知されていないのはとても残念です。
鍼灸を受けるきっかけもぎっくり腰だったり、いろいろ試しても状態が改善しないからという方が多いので
リラクゼーション・美容・健康管理に効果的なんて想像もつかないでしょうが実は使えます!
「未病」病気になる前から自己治癒力を上げるとか、今抱えている疾患を悪くしないようにするとか、
いろんな状況で受けてもらえるものなんです。もちろん鍼灸ではダメと判断すれば病院受診もきちんと勧めます。
保険診療ありの鍼灸院・無しの鍼灸院・美容鍼灸専門の鍼灸院いろいろありますが、
経絡経穴(けいらく・けいけつ)のプロで国家資格を持った医療人なんです。