専門誌のお知らせで見つけた最近の注意喚起情報です。
5月末に消費者庁が発表した
「法的な資格制度がない医業類似行為の手技による施術は慎重に」という内容です。
その注意喚起を一番知って欲しいのは施術を受ける方なのですが
このような注意が出ていることを知っていますか?
そもそも法的資格って何?整体とマッサージの違いって?みたいに
法的資格を持っている人と無資格(民間資格含む)の違いは本当に理解しにくいですね。
民間資格、無資格でもしっかり勉強していて安心できる方がいるのは事実
ですが、残念ながら身体の構造や禁忌など理解せず行う施術者も多く
結果事故が増え慎重に選択して欲しいという意味で注意喚起が発表されたのだと思います。
宣伝文句も無資格なら規制が無いので目に留まりやすいしメディアにも取り上げられやすい。
無資格でも勉強している方は問題になる言葉や表現を知っていますが
それすら知らない方がいるのも事実。
法的資格を持った人はいろいろな法律によって規制があり
1例としては広告の制限という規制があるために
整体やエステ、リラクゼーションサロンと同じような宣伝が出来ません。
〇〇に効くなんてもってのほかの表現となります。
なので、検索して目に留まる確率は無資格でも出来る手技が多くなるのは当然。
キャッチフレーズが魅力的なので選択しやすいのもわかります。
たとえ表現に注意喚起があっても無資格者にはペナルティは無し。
法的資格を持っている場合はペナルティ有り。
こんな違いもあるのです。
お客様を守るため、民間資格団体も規定を持つよう指示が出ているようですが
浸透するには時間がかかるのでは・・・グレーゾーンもありますし。
選択する目をもってなんて言われても・・・
目まぐるしく変わる健康情報の中から選ぶ目を持つには基礎的な知識を持つのが理想。
かと言って全ての人に解剖学や生理学などを学んでもらうのもたいへん!
せっかく自分のからだをケアするために選択したもので事故に合わないためにも
たくさんある手技療法の違いを知ってもらう努力を続けなくては感じています。
それよりも、安心して施術を受けてもらえるよう私自身の勉強や情報収集は大切ですね。