「なんだかダル重」
CMでこんなセリフを耳にします
更年期世代の方々は特に共感できるセリフなのではないでしょうか?
年代に関係なくだるさは感じますが
俗に言う更年期世代の40代後半から50代のだるさは
今まで感じた事のない、言葉にしにくいだるさなんです。
更年期症状で多い睡眠障害を感じている方も多く
睡眠で疲れを癒すこともできにくく
寝たからといって疲れが取れるわけでもなく
栄養ドリンクやお薬を飲んだりしても
スッキリした日を探す方が大変なんです。
それなのに、ぱっと見は元気そうなおばさん(世間的におばさん=元気のイメージ)
だるいなどの症状は人の目で判断出来ない症状なので
怠けてる?なんて誤解されることも多く
けっこう辛い思いされている方多いんです!
だるさに限らず
暑さ寒さに以上に敏感になったり
身体のいろんな部分に違和感を感じやすくなったり
例えば、手の指の関節の痛み。リウマチと判別の付きにくい症状に悩まされたり
それ以外にも、肩関節、股関節、膝関節などいたる関節に違和感を感じたり
それ以外にも、肌の乾燥。これも若い頃の乾燥とは別格
ありとあらゆる場所が乾燥します。唇などの粘膜や
女性器の乾燥に悩まされる方も多くなります。
相談しにくい部位でもあるため1人で悩んでいる方も多いと思います。
肌が敏感になるため、身に着ける洋服や下着のチョットした部分に反応してしまうことで
着るものの変化が起こったりします。
私の経験上、洋服に付いているタグがとても痛く感じタグ付きの洋服や下着がダメになりました。
素敵なレースの付いた下着なんかは全てダメに。
綿100%のまったく飾り気のない下着しか着れなくなりました。
ゴムにも反応して、締め付け感のあるものもダメに
とにかく大丈夫だったものがある日突然ダメになっていきました。
気持の波も激しい中でおしゃれもできにくくなると
ドンドン沈んでより悪循環に
そうでなくても老いを実感せざるを得ない日が増えて
周りから見えている以上に更年期世代の女性は悩み多き世代なんです。
どれもこれも女性ホルモンの減少によるもの
ホルモン補充療法(HRT)には否定的な方も多い(ドクターも)現実はありますが
症状の辛い方は試してみる必要もあると思います。
勿論私は体験済み約10年治療しました。
リスクもあるけれどメリットも多い
確かな知識と定期的なチェックで生活の質を上げることも。
体質や今現在治療中の疾患によっては使えない方もいるので誰でも治療できるものではないけれど
やはり辛い方にはメリットが多いかと感じます。
飲むタイプ、貼るタイプ、塗るタイプなどから合った物を婦人科で診断を受けて処方してもらいます。
それ以外にも、一般的な更年期に使われる漢方薬ではなく、
自分の症状に合わせた漢方薬を探すとか
自分が一番辛い症状に合わせた医療、薬、代替療法を見つけるとか
100人いたら100様の更年期症状だからこそ、人の話とかで決めるのではなく
自分だけのオリジナルケアを探すのがベストだと思います。
けっこう悩みとしては大きくなるのが
とにかく体重が増えやすい!
食べる量が少なくても代謝量が下がっているので
知らず知らずのうちにお肉が付きやすいです
特にお腹とお尻、それから二の腕
気になるから運動って考えたくなりますが、
そこも体調と相談しつつ、だるさが強い方はまずだるさの解消を優先に
更年期症状をあまり感じていない方なら適度の運動はオススメ
とにかく無理が利かないという事実に逆らわず、
今まで以上自分の身体の声に敏感になって欲しいと思います。
たまたま私は更年期世代も終わりかけ
それも想像以上の辛い経験をしたからこそわかること
だからまだ若い方にはピンとこない話かもしれません。
それでもいつかは自分の身にも訪れる時期の話なので
周りに更年期症状で悩んでいる方がいたり
更年期世代の女性と過ごされる方は少しでもいいので理解してもらえたら嬉しいです。
体調だけでなく、メンタルも毎日山あり谷あり
ホルモンの影響力を実感する毎日なんです。
症状は人と比べる必要はないと思います。
自分が辛いと思っていたら我慢せずに、穏やかな生活を送れる方法を考えましょう。